幻辞.com

千早ぶ

ちはやぶ
Nidan verb (upper class) with 'bu' ending (archaic)
1
標準
to act violently (roughly, rashly)
文例 · 用例
千早ぶる神に祈りのしげければ  などか都へ帰らざるべき 少将と康頼は、夢から覚めたあと、いつまでもそのことを話し合っては、勇気づけられたのである。
第二巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
ちはやぶる神の昔、大山つみのなせるわざにや。
太宰治 惜別 青空文庫
さればうちつけに海は鏡のごとなりぬれば、或人のよめるうた、「ちはやぶる神のこゝろのあるゝ海に鏡を入れてかつ見つるかな」。
紀貫之 土佐日記 青空文庫
此短歌はちはやぶる鐘个岬を過ぎぬとも 我は忘れじ。
折口信夫 相聞の発達 青空文庫
ちはやぶるの語原は「いちはやぶる」であるが、皇威の畏しき力をふるまふ事になる。
折口信夫 若水の話 青空文庫
此をうちはやぶるとも言うてゐるから、をちといつ・いちの仮名遣ひの関係が訣る。
折口信夫 若水の話 青空文庫
ちはやぶる神の社しなかりせば、春日の野辺に粟蒔かましを(万葉巻三)と歌うた万葉集の歌の如きは、此標山を迷惑がつた時代の人の心持ちを、よく現してゐると思ふ。
折口信夫 髯籠の話 青空文庫
ちはやぶる神の社しなかりせば 春日の野辺に 粟蒔かましを(万葉集巻三)春日野に、社がなかつたならば、粟を播かうものを。
折口信夫 古代人の思考の基礎 青空文庫
作例 · 標準
古歌には、神の荒々しい力を「千早ぶ神の力」と表現するものがある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼はその知らせに千早び、思わず声を荒げた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
千早ぶ心は抑えがたく、若き日の彼は多くの過ちを犯した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
千早ぶ(ちはやぶ) — 幻辞.com