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犢牛

犢牛
名詞
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標準
文例 · 用例
第十一回 無人島の響人の住む島か、魔の棲む島か――あら、あの音は――奇麗な泉――ゴリラの襲來――水兵ヒラリと身を躱した――海軍士官の顏 此島は、遠くから望むと、恰も犢牛の横つて居る樣な形で、其面積も餘程廣い樣だ。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
名は稻妻といつて、櫻木大佐の秘藏の犬の由、形は犢牛程巨大く、毛の眞黒な、尾のキリヽと卷上つた、非常に逞ましき犬で、それが痛く日出雄少年の氣に入つて、始終『稻妻や/\。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
そして、只一つの心当りにしている客機(宿屋)をやっと見つけ出すとその院内へずっと進んだ、すると院内にごろごろしていた犢牛のような野良犬が一番に吠えながら私をとりまく、それをどうやらこうやら追散らして、院内の房を一つ一つ覗いてあるいた。
平山蘆江 怪談 青空文庫
なんでひいたか」「寒のうちから、悦之進どのと根競べを約束して、毎あさ暁起して、てまえは素槍千振り、悦之進どのは、居合を三百回抜くという行をやっておりまする」「ははあ、毎朝暗いうちから、山荘の裏のほうで、犢牛がうなるような声がしていると思うたら、おまえたちか」「お眠りの邪げになりましたか。
吉川英治 梅里先生行状記 青空文庫