発書
はつしょ
名詞
標準
文例 · 用例
天保八年二月十九日今の時刻 昔の時刻 事実午前四時 暁七時(寅) 吉見英太郎、河合八十次郎の二少年吉見の父九郎右衛門の告発書を大阪西町奉行|堀利堅に呈す。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
逃げも隠れもする男では有りません、裁判所の召喚にでも、決闘の挑発書にでも、ハイ何にでも応じます」医学士「爾でしょうよ、決闘などは仲々お強そうだ、今では迚も私は叶いませんから最う四五日も経てばお相手致しますよ。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
要するに、ほんのすこしばかり上手な処理を加えれば、告発書が世界の賢愚に諒承されるように、被告どもの行為と性格を陰惨化することができる。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
この本は混ぜ物処理の告発書であるだけではなく、当時の食品製造学、食品学、化学分析学の状態を記録している貴重な文献である。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
第9章の御前さまとのやりとりも、自己啓発書等が流行りだした時代ならではのものです。
— ALICE IN WONDERLAND 『アリスはふしぎの国で』 青空文庫
後年に大友義鎮がフロイスに語ったところによると(一五七八年十月十六日附、臼杵発書簡)、彼が十六歳の時、即ち一五四五年には、すでにポルトガルの商人もやって来ていた。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
この時信長は、「その心が寛大であって思慮があり、時に臨んでよくおのれの情を撓めることが出来る」という印象を京都市民に与えたという(フロイス、一五七三年五月二十七日都発書簡)。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
又、不遇で、陋屋にゐる篤學な木崎愛吉氏が、借家から借家へ移してゐる書齋を、惜不發書樓と號してゐるなど、はつきりと、主人公の個性が窺へて、興味ふかい。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫