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生壁

なまかべ
名詞
1
標準
undried wall
文例 · 用例
洋燈も珍しいが、座敷もまだ塗立ての生壁で、木の香は高し、高縁の前は、すぐに樫、槻の大木大樹鬱然として、樹の根を繞つて、山清水が潺々と音を寂に流れる。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
足場をくぐってはいり込んだ勘次、生壁の蔭に潜んでひたすらおりき婆アの戸口を見守った。
怨霊首人形 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
生壁色の地へ、焦げた丹と、薄い黄で、絵だか、模様だか、鬼の面の模様になりかかったところか、ちょっと見当のつかないものが、べたに描いてある。
夏目漱石 草枕 青空文庫
生壁問答 蟋蟀、みみず、陰湿な虫が昼間でもチチと啼いている牢露地をぬけると、塀際の隅に、低い、石倉がある。
吉川英治 牢獄の花嫁 青空文庫
まるで生壁へものを言っているようだ。
吉川英治 牢獄の花嫁 青空文庫
どう責めてみても、生壁に問答をしているようなもので、一向に通じない。
吉川英治 牢獄の花嫁 青空文庫
作例 · 標準
まだ生壁だから、手で触れると跡が残ってしまうので気をつけなさい。
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建築中の家の中に入ると、生壁特有のひんやりとした湿気と匂いが漂っていた。
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生壁が完全に乾くまでは、家具を壁に寄せて配置するのは避けたほうがいい。
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