緩か
ゆるか
形容動詞
標準
loose
文例 · 用例
大正池からそこまで二里に近い道程を山腹に沿うて地中の闇に隧道を掘り、その中を導いて緩かに流して来た水を急転下させてタービンを動かすのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
大正池からそこまで二里に近い道程を山腹に沿うて地中の闇に隧道を掘り、その中を導いて緩かに流して来た水を急転直下させてタービンを動かすのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
私の船はその間を緩かに進んで行つた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
船と船とが行き合ふと、緩かな汽笛が響いて、よどんだ水がうねりとうねりの間でせせ笑ふやうに白い泡沫を立てたりした。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
やがてその牧舍の陰から馬に牽かせた車が現れて、丘の方へ緩かに登つて行つた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
その泣くことの原因は普通自分の利害と直接に結びついているのであるから、最大緊張の弛緩から来る涙の中から、もうすぐに現在の悲境に処する対策の分別が頭をもたげて来るから、せっかく出かけた涙とそれに伴なう快感とはすぐに牽制されてしまわなければならない。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
その奇妙な感じを完全に分析して説明する事は到底不可能であるが、種々雑多な因子の中にはもちろん緊張の弛緩から来る純粋な笑いもあった。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
さて一方は長者園の渚へは、浦の波が、静に展いて、忙しくしかも長閑に、鶏の羽たたく音がするのに、ただ切立ての巌一枚、一方は太平洋の大濤が、牛の吼ゆるがごとき声して、緩かにしかも凄じく、うう、おお、と呻って、三崎街道の外浜に大|畝りを打つのである。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
作例 · 標準
この紐は緩かだから、しっかり結び直した方がいいよ。
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彼女の髪型は、少し緩かにまとまっていて自然な感じがした。
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新しい靴下は、履き心地はいいけれど、ちょっと緩かすぎるかな。
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標準
gentle
作例 · 標準
今日は緩かな風が吹いていて、散歩に最適だ。
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彼の口調はいつも緩かで、相手を安心させる。
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緩かな坂道をゆっくりと自転車で登った。
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標準
lenient
作例 · 標準
先生はテストの採点が緩かだから、みんな高得点だった。
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親は子供に緩かすぎると、わがままに育ってしまうかもしれない。
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今日の警備は思ったより緩かで、スムーズに入場できた。
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