那落
那落
名詞
標準
文例 · 用例
一歩渦巻にまき込まれてしまえば、那落までは一息。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
那落の底へお陀仏だ。
— 国枝史郎 『天主閣の音』 青空文庫
おなじ語の方言なるにいる(又、にいる底)を使うてゐる先島の八重山の石垣及びその離島々では、語原を「那落」に聯想して説明してゐる程、恐るべき処と考へてゐる。
— 折口信夫 『「とこよ」と「まれびと」と』 青空文庫
常世に対して「根の国底の国」を考へ、其を地下那落にあるものと見る事になつたのは、葬法の変化からも来てゐるが、主としては常世と区別する為であり、又常世を浄化して天上に移す様になつてからの事である。
— 折口信夫 『「とこよ」と「まれびと」と』 青空文庫