画聖
がせい
名詞
標準
master painter
文例 · 用例
さてこそマケドニアの画聖パムフィロスは、画師は画のほかの一切の智識をも具えにゃならぬと力説した(プリニウス『博物志』三五巻三六章)。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
かく高値を払うて教えを受けた中にアペルレースはギリシア空前の画聖、その妙技について一、二談を挙げんに、かつて諸画師と競うて馬を画くに、審査員他の輩に依怙す。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
今でこそ、画聖と崇められ、名宝展などで朝野の貴顕に騒がれようとも、応永の昔の雪舟は高が雲水乞食に過ぎないのである。
— 嘉村礒多 『故郷に帰りゆくこころ』 青空文庫
かつて巴里に在りし日、ある無遠慮な一日本人がアンリ・マチスの面前で、『私の観るところでは、先生は、描く術においては古来の大画家達に比して、決して劣っておられるとは思えませんが、古来のいかなる画聖も先生の傍に据えると、一人のこらず、馬鹿野郎に見えます』と放言した。
— 辰野隆 『芸術統制是非』 青空文庫
私はお返しが上げ度くも気がせいて、手近に有合せの日本から持って行ったものを、一つかみにしてあとを追いました――猫の毛でつくった日本の細筆三本、五色のつまみ細工の小箱一つ、桜の縫いのしてあるハンカチ一枚――あとで考えても、おかしな贈物でした。
— 岡本かの子 『伯林の降誕祭』 青空文庫
百五十|點がせいぜい百|點といふ處にさがつた。
— 南部修太郎 『文壇球突物語』 青空文庫
電燈もアセチリンもない時代で、カンテラがせいぜいで石油ランプの照明しかなかったがガラスのナンキン玉をつらねた水色のすだれやあかい提燈などを掛けつらねた露店の店飾りはやはり涼しいものであった。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
「どうもおさわがせいたしましてお申しわけございません。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
作例 · 標準
雪舟は、日本の水墨画を大成させた画聖として、後世の絵師に計り知れない影響を与えた。
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彼の描く人物画は、まるで魂が宿っているかのような迫力があり、まさに画聖の筆致だと評された。
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その美術館には、画聖と呼ばれた巨匠の初期から晩年に至るまでの代表作が収められている。
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若き日の彼は、いつか画聖と呼ばれることを夢見て、寝る間も惜しんで画業に励んだ。
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