小百合
さゆり
名詞頻度ランク #31131 · 青空 28 例
標準
lily
文例 · 用例
北国をめぐる旅人が、小百合火の夜燃ゆる神通川を後に、二人輓きの人車に揺られつつ富山の町を出て、竹藪の多い村里に白粉臭い女のさまよう上大久保を過ぎると、下大久保、笹津の寂しい村々の柴|焚く烟が車の上に流れて来る。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
「逢はましものを小百合葉の」という高砂の歌の終わりのところになって、中将は杯を源氏に勧めた。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
一番目の小百合殺しは一向問題にならなかったが、二番目の角力と鳶の者の喧嘩は座方の宣伝が頗る効を奏して、どこでもその噂で持ち切っているという有様であった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
四には、はた巖根の小百合、あけぼのの香のささやきを。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
その手に 持ちしは、小百合を 三個、髮なる きら星 數は 七つ。
— 毒藥を飮む女 『泡鳴五部作』 青空文庫
戀の園『みだれてくらき深海の底にねむりし身もこよひ、』――眞珠小百合の唇にはじめてふれて、 『君を戀ふ』と。
— 蒲原有明 『獨絃哀歌』 青空文庫
小百合は知るや、慕ひよる眼ざしは天にふさへども、胸にはゆらぐ海の音のうれひやいとど 『君を戀ふ』と。
— 蒲原有明 『獨絃哀歌』 青空文庫
あふれて月は雲に入り、雲は光にとくるとき、小百合の園の香に映えて影ゆめふかげ、 『君を戀ふ』と。
— 蒲原有明 『獨絃哀歌』 青空文庫
作例 · 標準
庭はユリの甘い香りで満たされていた。
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彼女は美しい白いユリの花束を受け取った。
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小百合の花びらの繊細さは本当に見事だ。
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