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道里

どうり
名詞
1
標準
文例 · 用例
次に論ずべきは道里なり。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫
然れども當時の道里の記載はかく計算の基礎とするに足るほど精確なる者なりや否や、已に疑問なり。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫
且つ此道里は海路をば太だ遠く算し、陸路をば比較上近く算したる者なることを認めて、伸縮する所なかるべからざるが上に、下節に述ぶる如く帶方より不彌に至る道里と、帶方より女王國までの道里とは、其記者をも記事の時をも異にしたれば、之を一致せしめんこと難かるべし。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫
又當時奴國、不彌國以南にして道里明白ならば、宜しく其の數を記すべきに、單に其の行程を日數にて計り、里數を擧げざるを見れば、此間の道里を一萬二千餘里の中より精確に控除して計算せんことは、杓子定規に近きの嫌あり。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫
故に考證の基礎を地名、官名、人名等に求むるの寧ろ不確實なる道里に求むるよりも安全なるを知るべし。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫
道里を考ふるの次で聊か之に及ぶ。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫
自女王國以北、其戸數道里可略載、其餘旁國、遠絶不可得詳、次有斯馬國、(中略)次有奴國、此女王境界所盡、其南有狗奴國、男子爲王、其官有狗古智卑狗、不屬女王、(中略)女王國東渡海千餘里、復有國、皆倭種、又有侏儒國、在其南、人長三四尺、去女王四千餘里、又有裸國黒齒國、復在其東南、船行一年可至。
白鳥庫吉 倭女王卑彌呼考 青空文庫
然らば編者は如何に此の本文を誤解したるかと云ふに、『魏志』に女王國より以北にある國々の戸數道里は略載すべしとあるに誘はれて、其下文にその餘の旁國遠絶にして詳に知るべからずとあるを、ひたぶるに女王國以南の國々と思ひ込みしなり。
白鳥庫吉 倭女王卑彌呼考 青空文庫