転婆
てんばあ
名詞
標準
文例 · 用例
からだの具合も、さいわい今朝から、こんなにすっきりして来ましたし、もうこれからは、いじけずに、昔のとおりにお転婆なオフィリヤになるのです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
これからは、昔のお転婆なオフィリヤにかえって、誇りを高くもって、考えている事をなんでもぽんぽん言おうと思うの。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
いや、いけずなお転婆で。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
「詰りませんわ、少し渦でも巻かなけりゃ、余り静で、橋の上を這っているようですもの、」 とお転婆の玉江が洒落でもないらしく、「玉野さん、船をあっちへ遣ってみないか?
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
)と、お京さん、好なお転婆をいって、山門を入った勢だからね。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
――そこへ掛けると……」 辻町は、かくも心弱い人のために、西班牙セビイラの煙草工場のお転婆を羨んだ。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
一寸/\と櫛を入れて、(まあ、女がこんなお転婆をいたしまして、川へ落こちたら何うしませう、川下へ流れて出ましたら、村里の者が何といつて見ませうね。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
」とことし十六のお転婆の妹が言ふ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫