錦繍
きんしゅう
名詞
標準
fabric with a brocade and embroidery
文例 · 用例
石神川は秋の日の遊びどころとして、錦繍の眺め、人をして車を停めて坐に愛せしむる滝の川村の流れなり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
固有でない環境に置かれれば錦繍でもきたなく、あるべき所にあれば糞堆もまた詩趣があるようなものであろう。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
深窓の美姫、紅閨の艶姐、綾羅錦繍の袂を揃えて、一種異様の勧工場、六六館の婦人慈善会は冬枯に時ならぬ梅桜桃李の花を咲かせて、暗香堂に馥郁たり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
よつて錦繍の幡を造り、更に詣でて願ほどきをなす。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
でも、こゝには、金銀如山、綾羅、錦繍、嘉肴、珍菓、あり餘つて、尚ほ、足りないものは、お使者の鬼が手を敲くと整へるんです、それに不足はありません。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
水無ければ、絢爛の美、錦繍の文、竟に成らざるなり。
— 幸田露伴 『水』 青空文庫
もう八つさがりで、渓の向側の山脈は冷たい斜陽を帯びて錦繍の地を織っていた。
— 田中貢太郎 『人面瘡物語』 青空文庫
その遊廊には錦繍の衣を着て瓊瑶の帯をした絵で見る仙女のような若い女が往来していて、それが二人と擦れ違うことがあった。
— 田中貢太郎 『賈后と小吏』 青空文庫
標準
beautiful poem
標準
beautiful autumn leaves