見得を切る
みえをきる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to strike a pose (in kabuki)
文例 · 用例
けれど「今までなら本にならなかったものを本にする」、「売れない本を作ってやるぞ」と大見得を切るボイジャージャパンから、消えていったあの本を出してもらうことができれば、私にとってはとても美しく感じられる物語りが生まれると、その時私はふと、そう思いました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
大杉にはこういう児供げた見得を切って空言を吐く癖があったので、この見得を切るのが大杉を花やかな役者にもしたが、同時に奇禍を買う原因の一つともなった。
— 内田魯庵 『最後の大杉』 青空文庫
これは、俺が引き受けたからには、よしツ、死力を尽すであらう、俺の言葉に万一虚偽があつたら即刻命を進呈するであらう――といふやうなことを唸りながら、さう云ふ見得を切るのが得意の小原田参四郎と称ふ三百代言人であつた。
— 牧野信一 『沼辺より』 青空文庫
)で、収監などされたと聞くとそぞろに憐憫の情がわいたが、一端盃を手にしたとなると恰で風格が変つてしまつたかの如く泰然として、咆哮叱咤するかのやうな大声を張り挙げて、左様な見得を切るのが得意であつた。
— 牧野信一 『沼辺より』 青空文庫
機械的に大がゝりな、氣の若い安價な彼等のイージーゴーイングな生活は、彼等の國民性だから仕方がないとしても、どの役者も、いたるところで見得を切る、ある動作にうつるまへには必ず、きざな身振りでまづ觀客の注意を引く、あれが實にいやだ。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
長男が何となく見得を切るのが悪いさうなんだよ。
— 牧野信一 『父の百ヶ日前後』 青空文庫
慎作が昂奮して卓を叩き、拍手の前に一寸見得を切る時等、見ると、大抵父も遠慮勝ではあったがパンパンと手を叩いて、少なからず得意気であった。
— 山本勝治 『十姉妹』 青空文庫
目をくりくりやって見得を切ることなぞ、日本のお芝居そっくりでした。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
作例 · 標準
歌舞伎役者は舞台で力強く見得を切って、観客を沸かせた。
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彼はここぞという時に見得を切るのが得意だ。
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その見得を切る姿は、まさに様になっていた。
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標準
to make a proud gesture
作例 · 標準
彼は試合に勝利し、観客に向かって堂々と見得を切った。
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部長はプレゼンテーションの最後に、自信満々に見得を切った。
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彼女は自分の意見を主張する際、決して見得を切ることはない。
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