追捕
ついぶ異読 ついふ・ついふく・ついほ
名詞動詞-サ変
標準
chasing down and capturing (a criminal, etc.)
文例 · 用例
純友は伊予掾で、承平年中に南海道に群盗の起つた時、紀淑人が伊予守で之を追捕した其の事を助けてゐたが、其中に賊の余党を誘つて自分も賊をはじめたのである。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
純友が賊衆追捕に従事して、そして盗魁となつたのも、盗賊になつた方が京官になるよりも、有理であり、真面目な生活であると思つたところより、乱暴をはじめて、後に従五位下を以て招安されたにもかゝはらず、猶ほ伊予、讃岐、周防、土佐、筑前と南海、山陽、西海を狂ひまはつたのかも知れない。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
斯様なれば互に怨恨は重なるのみであるが、良兼の方は何様しても官職を帯びて居るので、官符は下つて、将門を追捕すべき事になつた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
将門は、件の玄明下総に入つたる以上は下総に住せしめ、踏込んで追捕すること無きやうにありたいと申込んだ。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
将門背走相防ぐ能はざるの間、良兼の為に人物を殺損奪掠せらるゝの由は、具さに下総国の解文に注し、官に言上しぬ、爰に朝家諸国に勢を合して良兼等を追捕す可きの官符を下され了んぬ。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
件の貞盛は、追捕を免れて跼蹐として道に上れる者也、公家は須らく捕へて其の由を糺さるべきに、而もかへつて理を得るの官符を給はるとは、是尤も矯飾せらるゝ也。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
で、其時に将門は正式の訴状を出して其事を告げたから、朝廷からは良兼を追捕すべきの符が下つたのだ。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
然るに将門は公の手の廻るのを待たずに、良兼に復讐戦を試みたのか、或は良兼は常陸国から正式に解文を出して弁解したため追捕の事が已んだのを見て、勘忍ならずと常陸へ押寄せたのであつたらう。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
作例 · 標準
朝廷は謀反を起こした武将を捕らえるため、各地に追捕の命令を下した。
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「逃亡犯を追捕せよ!」と号令がかかり、捕吏たちが一斉に山中へ駆け出した。
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歴史小説には、賊を追補する検非違使の活躍が鮮やかに描かれている。
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