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抜目

ぬけめ
名詞
1
標準
文例 · 用例
私の観る限りにおいて、現今社会は恐ろしく修辞的であり、謂はば人々は如才なさ、抜目のなさを獲得しようとする時にばかり、全的に活気を呈するといつた有様である。
中原中也 詩と現代 青空文庫
」 採鉱成績について、それが自分の成績にも関係するので、抜目のない課長は、市三が鉱車で押し出したそれで、既に、上鉱に掘りあたっていることを感づいていた。
黒島傳治 土鼠と落盤 青空文庫
抜目のない興行師はそれを芝居に仕組んで名古屋を振り出しに地方の町をうって廻った。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
どや、お祖父やんは抜目がないやろ?
織田作之助 わが町 青空文庫
金銭にかけると抜目がなくちゃっかりしていると、軽蔑しているのである。
織田作之助 青空文庫
そんな村口多鶴子を引っ張り出そうとは、だから抜目のない業者もさすがに憚ったのだ。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
佐古のような抜目のない人間でも、いったん女に惚れるとからきしだらしがなくなっていたのである。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
互に抜目の無い挙動応対だったろう。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫