静水
せいすい
名詞
標準
文例 · 用例
静水をじっと湛えているのも淵だ。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
その上に 山静水音高 と書いた横ものがかかげられている。
— 宮本百合子 『Sketches for details Shima』 青空文庫
これを池中に石を投じて波を起こせるに譬うれば、その動勢を一波より他波に伝えて満面の波となり、容易に静水に帰することはできぬと同様であります。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
もし、その静水を真如に比し、波動を生滅に比すれば、たやすく生死輪廻の道理が分かりましょう。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
冷静水の如く秀吉の顔を見返して、軽く一礼。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
沈勇と申しまして、英雄豪傑は冷静水の如く、したがって、時到れば、引力を発見し、ピカドンの原理が閃くという次第です。
— 坂口安吾 『復員殺人事件』 青空文庫
彼はまた規那皮だけの煎薬と、夜分に熱が出た場合のため鎮静水薬とを処方した。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫