害鳥
がいちょう
名詞
標準
vermin
文例 · 用例
すると、別の子が、「学校の先生は、からすは害鳥だ。
— 小川未明 『高い木とからす』 青空文庫
そのため、ときどき大仕掛けな害鳥捕獲をやるんですが、名のとおりに、泥臭くて煮ても焼いても食えない。
— 久生十蘭 『西林図』 青空文庫
權兵衛が種子蒔きや烏がほじくるといふナンセンス譬ひもある通り、農作物を荒す害鳥なのだが、せめて正月だけは御馳走しやうといふ昔の人のいいほどこしが、今尚ほ農のはじめの鍬入りの日に行はれるのだ。
— 横瀬夜雨 『田舍の新春』 青空文庫
灰色の害鳥の群れが、わが物顔に、田を占め、木の実を盗んで、人間は鷺以下の者としか見えないほど、文化の光がなかったのである。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
ただ正月の雪の中では、まだ駆逐すべき害鳥が眼の前にはいないのだから、当の本人たちがかえって言葉の意味を理解せず、今はもうむやみに興奮して騒ぐだけになっているのである。
— 柳田国男 『こども風土記』 青空文庫
単に目に見えぬ害鳥虫をあらかじめ駆逐し、または果樹を叩いてその木を豊産になしえたのみならず、若い女性の腰を打てば、みごとな児を生むとさえ信じていた時代があった。
— 柳田国男 『こども風土記』 青空文庫
そうしてこの害鳥獣の駆除手段が人智の進まぬ時代にかえって自動式であったということは、何だか不思議なようにも思われるが、我々の祖先には単なる動物の生態とか、水とか風とかの自然の法則以外に、別に深く信頼し得るものがあったのである。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
三一 鳥追い土鼠打ちこの日一年中の害鳥害獣を追い払う所作ありや否。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
作例 · 標準
畑を荒らすカラスは、農家にとって深刻な害鳥だ。
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駅のホームにフンを落とすハトが害鳥とみなされ、対策が求められている。
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この地域では、スズメが稲穂を食べてしまうため、害鳥対策が毎年行われる。
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ウィキペディア
害鳥(がいちょう)とは、人間(ヒト)や、ペット、農産物などに悪影響を与える鳥類の事を言う。役に立つものは益鳥ということがある。
出典: 害鳥 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0