海鰻
うみうなぎ
名詞
標準
eel-like sea creature (i.e. saltwater eels, sea snakes, etc.)
文例 · 用例
熱海滞在中漁船に乗って魚見崎の辺で魚を釣っていたら大きな海鰻がかかったこと、これを船上で煮て食わされたが気味が悪くて食われなかったようなことなどを夢のように覚えている。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
百分の一近辺のものは猩々、鹿、猫など、それから下って百分の一より千分の一の間にあるのが麒麟、象、羚羊、獅子、袋鼠、鷲、白鳥、雉、鼠、蛙、鯉など、なお一層下って千分の一より一万分の一の間には海馬、鯨、鰐、海鰻、章魚などがひかえている。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
鯛や比良目や海鰻や章魚が、そこらに投げ出してある。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
片手づまみの大皿の鮨は、鐵砲が銃口を揃へ、めざす敵の、山葵のきいた鮪いのはとくの昔討取られて、遠慮をした海鰻の甘いのが飴のやうに少々とろけて、蛤がはがれて居る。
— 泉鏡太郎 『祭のこと』 青空文庫
其の顔は、誠に、干潟の泥の中に満腹して眠る海鰻の如く、至上の幸福に輝いている。
— 幸福 『南島譚』 青空文庫
「その人が前の晩に舟を出して、品川の海で海鰻の夜釣りをしていたそうでございます。
— 大阪屋花鳥 『半七捕物帳』 青空文庫
古ギリシア人は日本人と同じく蛸飢ゆれば自分の足を食うと信じたるを、プリニウスそれは海鰻に吃い去らるるのだと駁撃した。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
かさご、あかぎ、ごんずい、くしろ、おこぜ、海鰻、その他なほ數種、幾ら聞いても直ぐ忘れてしまふ樣な奇怪な名を持つた魚たちが四邊の海で釣れました。
— 海邊八月 『樹木とその葉』 青空文庫
作例 · 標準
例句