紛らせる
まぎらせる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to divert (e.g. one's mind)
文例 · 用例
均平はこの世界以外の少し晴々した場所で遊んだ習慣があり、待合の狭苦しい部屋に気詰りを感じ、持前の放浪癖も手伝って、時々場所をかえては気分を紛らせるのであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
急に友達のなくなつた田舎生活を紛らせるために次第に酒との仲が深かつた。
— 牧野信一 『交遊記』 青空文庫
」彼は蝶子の気分を紛らせるやうに、「これから又海へ行くんだね。
— 徳田秋聲 『芭蕉と歯朶』 青空文庫
友達にでも、手紙を書けば、少しでも寂しさが紛らせるかと思って、机の前に坐って見たけれども纏った文句は、一行だって、ペンの先には、出て来なかった。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
その心細さを紛らせるのに何かいいものがあったら、遠慮なくいってくれたまえ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
友達にでも、手紙を書けば、少しでも寂しさが紛らせるかと思つて、机の前に坐つて見たけれども纏つた文句は、一行だつて、ペンの先には、出て来なかつた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
相手の語調に合せる為に此方の言葉も気持も芝居でも演つてゐるほどなギゴチなさになつてゐるのが、反つて私の心を明るく無責任におどけさせて、婦人に対する羞恥心を紛らせるのであつた。
— 牧野信一 『環魚洞風景』 青空文庫
」 庸三は妻の死んだ時、金を持って来てくれたり、寂しい子供たちの気分を紛らせるために、ラジオを装置してくれたりした、一色の好意も思わないわけではなかったが、何か自我的な追求心も働いていた。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
作例 · 標準
子供は、ゲームをして退屈な時間を紛らせており、気づけば数時間が経過していた。
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彼女は、忙しい仕事に打ち込むことで、辛い気持ちを紛らせようと努力した。
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「ああ、嫌なことばかり考えてしまうから、音楽を聴いて気を紛らせるんだ。」と彼は言った。
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標準
to conceal (e.g. one's grief with a smile)
作例 · 標準
彼は努めて明るく話して、心の動揺を紛らせようとしたが、声が少し震えていた。
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演技で悲しみを紛らせることは、役者にとって重要な技術であり、その感情表現の深さにつながる。
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彼女は、冗談を言って場の重苦しい雰囲気を紛らせ、皆を笑顔にした。
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