イチボ
イチボ
名詞
標準
aitchbone (meat)
文例 · 用例
大原は頭を掻き「まだあんな事を言っている」第五十五 イチボ お登和嬢もまた大原に戯むるる心あり「小山の奥さん、大原さんのお口には合いますまいけれども鳥の肉を柔く煮ますのは普通の鶏肉屋でお買いなすった硬い肉なら大切片のままザット三時間も湯煮るのです。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
俗に牛肉屋でイチボというのは腰の三角肉でエッジボーンの転訛したのだが全体その周囲は中等以下の肉だ。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
ランをくれろというと最上等のイチボが附着て来る事もある位で、悪い肉の真中にホンの少しばかり最上等の部分があるのだけれども多くは外の肉と一所に切ってイチボの名で売っている。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
あれは牛肉屋が悪いのだね」主人「そうさ、責任を知らない牛肉屋はランをくれろといってもイチボをくれろといってもハイハイと承知した顔をして手当り次第に側にある切かけの肉を切ってよこすからよく注意せんととんでもない処を持って来る。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
その代りランを注文して純粋のイチボが半分交って来るような事もあるけれども我邦の商売人がもっと責任を重んじなければ実に困るよ」と今の世は到る処この歎あり。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
○このイチボは蛋白質弐割六分、脂肪二分二厘あり。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
何を食べたか尽く覚え切れん位で、エート最初が鯛のスープにその次がヤマメのフライ、その次が何とかのケーポン、その次がイチボ、その次が梅餡、その次が玄米、その次が蜜柑のフライですかな。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
それは何故そんなに不味いかというと、一、二特別な家を除くの外大概は牛のブリスケとかイチボとかいうような肉一|斤へ一升位な水を入れて二時間も煮ると肉を出してしまいます。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4