峰伝い
みねづたい
名詞
標準
along the ridges
文例 · 用例
神代ながらの俤ある大天井、常念坊、蝶ヶ岳の峰伝いに下りて来た自分は、今神河内の隅に佇んだ。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
間の岳は大断崖を隔てて北に聳えている、北岳はここからは見えない、峻急な山頂の岩壁を峰伝いに北に向けて直下する。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
そして爪先下りのなだらかな道を下へ下へとおりて行く、ある人はどこまでも同じ高さの峰伝いに安易な心を抱いて同じ麓の景色を眺めながら、思いがけない懸崖や深淵が路を遮る事の可能性などに心を騒がすようなことなしに夜の宿駅へ急いで行く。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
私は針ノ木峠から峰伝いに後立山を縦走しようと思っていましたが、峠にかかる前から雨が強く降り出したので大沢の小屋へ下ってしまいました。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
そこでズーと西の尾根へ取付き峰伝いに鉢伏へ登りました。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
峰伝いは全く真夏と同様で楽に歩けました。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
「どうも、へんなかっこうをした人間どもだ」 始めは、木のしげみの上から、首だけを出していたその怪しい人間どもは、だんだんと峰伝いに奥の方へ歩いて行く。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
29 ロボット 峰伝いに遠ざかる怪人の群を、新田先生は岩かげから、ねっしんに見送っていた。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
作例 · 標準
猟師は獲物を求めて、山を峰伝いに歩いた。
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峰伝いの道は、景色が素晴らしいが、足元は危険だ。
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昔の武士は、敵から身を隠すために峰伝いに移動したという。
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