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諸堂

しょどう
名詞
1
標準
文例 · 用例
氏子のものは何か願い事があると、信者はその神馬を曳き出し、境内の諸堂をお詣りさせ、豆をご馳走しお初穂を上げてお祓いをしたものである)。
神仏混淆廃止改革されたはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
第五十三回 サッキャア大寺寺の結構 で私はその寺の近所に着いて宿を求めその宿屋からの案内で本堂その他の諸堂へ参詣致しました。
河口慧海 チベット旅行記 青空文庫
それより諸堂を参拝し、随求塔の前に備へたる磬を自己の歳だけ打ち鳴らすべし。
久保田万太郎 にはかへんろ記 青空文庫
しかし薬師寺の諸堂|伽藍の工が一応整ったのは次の文武天皇即位二年であり、造薬師寺司を置いて全く完備するには更に十年の歳月を要したのであるから、前後実に三十年に近き歳月を、三代の天皇が相継ぎ完成に力をそそがれたのである。
亀井勝一郎 大和古寺風物誌 青空文庫
叡山の大宮以下、諸堂全てを焼払って、全山、叡山を立ち退こうという強硬論が、勝ちを占め、評議一決した時、法皇の使者に立てられた、当時、左衛門督の平時忠が、風雲渦巻く叡山に、数人の供を連れただけで乗りこんできた。
第一巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
多宝塔そのほかの諸堂も荒れている。
吉川英治 随筆 私本太平記 青空文庫