ざり
ざり
表現頻度ランク #31627 · 青空 1693 例
標準
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文例 · 用例
はてしなき、そが心母にも、……もとより友にも明さざりき。
— 中原中也 『夏と私』 青空文庫
たしか『太陽』の口絵にて見たるようなりと考うれば、さなり三条|君美の君よと振返れば早や見えざりける。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
あまり気味よからねば半頁程の所読んではいたれど何がかいてあったかわからざりしも後にて可笑しかりける。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
車の音に消されて他人に聞えざりしこそ仕合せなりける。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
大井川の水|涸れ/\にして蛇籠に草離々たる、越すに越されざりし「朝貌日記」何とかの段は更なり、雲助とかの肩によって渡る御侍、磧に錫杖立てて歌よむ行脚など廻り燈籠のように眼前に浮ぶ心地せらる。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
其著者を誰とかする、即ち當時廷臣とし、軍人とし、政治家として夙に盛名あるも、未だ文筆の人としては左までに顯はれざりしラロシフコー公爵其人なりとす。
— 太宰治 『ラロシフコー』 青空文庫
「ごちそうさまでござりました。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」と言つたが、息子の聖人は頗るまじめに、「頬から子供が生れる事はござりません。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
これはこれ、あれはあれざり。
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昔はそうであったざり。
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君が望むなら、そうするざり。
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