幻辞.com

拱廊

きょうろう
名詞
1
標準
文例 · 用例
そのハンソムに跳び乗り、行き先はラウザー拱廊のストランド側の端、御者にはその行き先を記した紙切れを一枚手渡し、そのまましっかり持たせておく。
THE FINAL PROBLEM 最後の事件 青空文庫
代金は先に用意しておいて、馬車が止まるなりすぐ拱廊を駆け抜け、九時十五分きっかりに反対側へたどり着く。
THE FINAL PROBLEM 最後の事件 青空文庫
こちらを待ち伏せしている馬車には引っかからないよう警戒しつつ、ハンソム馬車をつかまえさせて、朝食後ただちに私はその二輪馬車でラウザー拱廊へ行き、そこを全速力で駆け抜けた。
THE FINAL PROBLEM 最後の事件 青空文庫
やがて、右手にとった突当りを左折し、それから、今来た廊下の向う側に出ると、法水の横手には短い拱廊が現われ、その列柱の蔭に並んでいるのが、和式の具足類だった。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
拱廊の入口は、大階段室の円天井の下にある円廊に開かれていて、その突当りには、新しい廊下が見えた。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
入口の左右にある六弁形の壁燈を見やりながら、法水が拱廊の中に入ろうとした時、何を見たのか愕然としたように立ち止った。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
最初は、続いて階下の薬物室を調べるような法水の口吻だったが、彼はにわかに予定を変えて、古式具足の列んでいる拱廊の中に入って行った。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
もし知っているのなら、それを、この拱廊でどういう具合に使うね」「ボーデの法則※」検事は奇問に驚いて問い返したが、重なる法水の不可解な言動に、熊城と苦々しい視線を合わせて、「それでは、あの二つの画に君の空論を批判してもらうんだね。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫