降らせる
ふらせる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to send (rain)
文例 · 用例
妙に生温かい、晴れるかと思うと大きな低い積雲が海の上から飛んで来てばらばらと潮っぽい驟雨を降らせる天候であった。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
たまたま来客でもあって応接していると、肝心な話の途中でもなんでも一向|会釈なしにいきなり飛込んで来て直ちに忙わしく旋回運動を始めるのであるが、時には失礼にも来客の頭に顔に衝突し、そうしてせっかく接待のために出してある茶や菓子の上に箔の雪を降らせる。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
何ゆえにこのような区域に、特に降水が多いかという理由について、筒井氏の説を引用すると、冬季日本海沿岸に多量の降雨をもたらす北の季節風が、若狭近江の間の比較的低い山を越えて、そして広い琵琶湖上から伊勢湾のほうへ抜けようとする途中で雪を降らせるというのであるらしい。
— 寺田寅彦 『伊吹山の句について』 青空文庫
市のほうへは灰をすこし降らせるだけだろう。
— 宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』 青空文庫
旱魃の際には、とにかく作物の枯れないぐらいの雨は降らせることができますから、いままで水が来なくなって作付しなかった沼ばたけも、ことしは心配せずに植え付けてください。
— 宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』 青空文庫
犠牲によって、降らせる雨なら、俺が竜神に談判してやる。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
」「だって、雨ぐらい降らせることの出来る男じゃなくっちゃ詰らないわ」 そう言って、伊都子は年に似合わぬがらがらした声で笑ったが、地下鉄の入口まで来ると、急に生真面目な顔になって、「じゃ、あたし日本橋まで行きますから、ここから……。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
ですから今度は雨ふり坊主を作って、僕が雨を降らせるように頼もうと思うんです」「アハハハハ。
— 夢野久作 『雨ふり坊主』 青空文庫
作例 · 標準
結婚式を終えてチャペルから出てきた新郎新婦に、友人たちが祝福のフラワーシャワーを降らせた。
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野球の試合中、急に空が暗くなったかと思うと、大粒の夕立を降らせる雨雲があっという間に上空を覆った。
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魔法使いのキャラクターが杖を振り上げ、画面全体の敵に対して無数の隕石を降らせる強力なスキルを発動した。
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