筋覚
きんかく
名詞
標準
muscle sense
文例 · 用例
その特徴たる強き感情と緊張の感覚とは、前者は運動表象の体系が我々に取りて最も強き生活本能に基づくのと、後者は運動に伴う筋覚に外ならぬのである。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
視覚にて外物の変化を知るのも、筋覚にて自己の身体の運動を感ずるのも同一である、外界といえば両者共に外界である。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
何故なら、失神中は皮膚の触覚を欠いていても、内部の筋覚や関節感覚、それに、擽痒の感覚には一番刺戟されやすいのだからね。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
白い綺麗な陶器でできているんだが、ちょうどおまるのような大きさの、そしてまたそんな形のもので、そのきんかくしにあたるところに水と湯との二つの栓がついている。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
」 と、いって、つぎの日 さっそく あんこくじに つかいを よこして、「あす 小ぞうの しゅうけんを つれて きんかくじに きなさい。
— 五十公野清一 『一休さん』 青空文庫
よしみつ公は そのころ あたまを そって ぶつもんにはいり、天山と いいましたが、きんかくじを たて、そこに すんで いたのでした。
— 五十公野清一 『一休さん』 青空文庫
しょうぐんさまから まねかれる ことは 大へんな めいよですから、おしょうさまは さっそく しゅうけんを つれて きんかくじに いきました。
— 五十公野清一 『一休さん』 青空文庫