這い下りる
はいおりる
動詞
標準
文例 · 用例
何しろこの這い下りることは、這い上るのに何百倍して、困難なことだったからね。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
左の手には、杖の柄と一緒に、数珠つなぎになったロープのたるみをやけに握って、一足、一足と段を作って、靴のつま先を雪の中に突っ込んでは、そろりそろり這い下りる、で、その雪が、また意地わるく、解けるように柔かい。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
何しろ、背ろむきになって這い下りるんだから、足もとは悪し、雪の急斜で手掛かりはなし、重くはなかった筈のリュックサックまで、いやに意地悪く背を曳いて、気のせいか、もんどり打ちそうで気味がわるくてならない。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫