神歌
しんか
名詞
標準
文例 · 用例
このユタという言葉は『オモロ双紙』や『女官御双紙』のような古い本の中にも一向見当らない言葉で、『混効験集』には「時とりや、占方をするもの、巫女の類也、ゑかとりや、返しの詞、いづれもありきゑとの神歌御双紙に見ゆ」とあります。
— 伊波普猷 『ユタの歴史的研究』 青空文庫
(神歌には無為にして治める所の義に「あだおそい」と「からおそい」という語もある。
— 伊波普猷 『浦添考』 青空文庫
(最近神歌及び『由来記』の研究から、沖縄及び那覇の語源を発見したが、それは近著『沖縄考』で発表した。
— 伊波普猷 『浦添考』 青空文庫
序に、例の神歌と発掘された古瓦との間には、何の関係もないことになったが、でもこれによって古く日本の瓦を輸入した事実は否定出来ないということを、一言断っておく。
— 伊波普猷 『土塊石片録』 青空文庫
いづれも首里王府神歌御双紙に見ゆ」とある。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
其中のあすびたもとと言ふ神人が、のろ等の謳ふ神歌(おもろ双紙の内にあるものでなく、其地方々々の神人の間に伝承してゐるもの)で、舞ふのである。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
翁の「神歌」を見ても、翁は農作を祝福する神の、藝術化して行く途中にある者だと言ふことは訣る。
— まれびとの意義 『國文學の發生(第三稿)』 青空文庫
併し既に言うたとほり尚、神群行の神歌の影響が加つて、物尽しの外に日本の歌謡の一つの型を作つたのである。
— 折口信夫 『叙景詩の発生』 青空文庫