幻辞.com

来良

らいら
名詞
1
標準
文例 · 用例
もとは大坂の町家の娘で芝居の変り目には両親が欠かさず道頓堀へ伴れて行く程であつたが、保雄の妻と成つて以来良人と一緒に貧しい生活に堪へて里家から持つて来た丈の衣類は皆子供等の物に縫ひ換へ、帯と云ふ帯は皆売払つて米代に為て、自分は洗洒しの襤褸の下る様な物|計り着て居る。
與謝野寛 執達吏 青空文庫
十 元来良秀と云ふ男は、何でも自分のしてゐる事に嘴を入れられるのが大嫌ひで、先刻申し上げた蛇などもさうでございますが、自分の部屋の中に何があるか、一切さう云ふ事は弟子たちにも知らせた事がございません。
芥川龍之介 地獄変 青空文庫
自分は学校へ行く以外に家の閾を跨いだことは物心を覚えて以来良人の許へ来るまでの間に幾回しかないということの数えられるほど稀であった。
与謝野晶子 私の貞操観 青空文庫
常識はそういう意味に於て、本来良知・良識・のことでなければならず、人間的な教養のことでもなくてはならぬ。
戸坂潤 哲学の現代的意義 青空文庫
土地が本来良質の場合には、家畜の飼育は新らしい樅の成長を防止するが、しかしそれが瘠せている場合には、家畜はもちろん永い間そこに止まることが出来ず、従って風が吹くたびに種子が運ばれて土地は再び樅が密生することとなるのである。
AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 人口論 青空文庫
「み冬つき春は吉多礼登」(巻十七・三九〇一)「冬すぎて暖来良思」(巻十・一八四四)等の例がある。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
兄さんはこいさんが職業婦人めいて来ることには絶対に不賛成で、将来良縁を求めて正式に結婚し、良妻賢母となることを何処迄も理想としてほしいのです。
中巻 細雪 青空文庫
来良いものが出るかもしれない可能性がある。
野村長一 名曲決定盤 青空文庫