木の葉天狗
このはてんぐ
表現名詞
標準
weak tengu
文例 · 用例
北山の法経堂に現れる怪火の話とか、荒倉山の狸が三つ目入道に化けたのを武士が退治した話とか、「しばてん」(木の葉天狗)と相撲を取る話。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
たぶん「柴天狗」すなわち木の葉天狗の意味かと想像される。
— 寺田寅彦 『相撲』 青空文庫
それは歌舞伎座の正月興行で、かれは帰り新参のお目見得として、「鞍馬山」のだんまりに牛若丸をつとめ、養父菊五郎が木の葉天狗実は天明太郎に扮した。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
所謂魔王大僧正を始めとして、霊山坊・帝金坊・多聞坊・日輪坊・月輪坊・天実坊・静弁坊・道恵坊・蓮知坊・行珍坊以下、名もない木の葉天狗・烏天狗の末に至るまで、御眷属の護法が甚だ多いので、一とたび足を鞍馬の境内に入れたものは、何人もたちまち天狗気分の濃厚なるを感ぜぬものはなかろう。
— その一例として飛騨の牛蒡種 『憑き物系統に関する民族的研究』 青空文庫
すなわち、世にいう木の葉天狗のことである。
— 井上円了 『迷信解』 青空文庫
俗にいう木の葉天狗は、まさしくこれなり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
作例 · 標準
鼻が低くて神通力も未熟な彼は、妖怪仲間の間でも木の葉天狗だと馬鹿にされていた。
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古い絵巻物には、大天狗の身の回りの世話を焼く木の葉天狗たちの姿がユーモラスに描かれている。
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修行が足りない木の葉天狗は、風を起こそうとしても枯れ葉を数枚舞い上がらせるのが精一杯だった。
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