蓮月尼
れんげつに
名詞
標準
name of a famous Buddhist nun
文例 · 用例
部屋の方にて蓮月尼と無名の青年と対座。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
俺はただむこうが有名な蓮月尼である。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
――蓮月尼は、和歌を以て有名なれども俳諧にも亦堪能にして納涼み過ぎて恥かしく成る糺川戸口にて傘の雨きる寒さ哉 などあり、また尼は、修業の傍ら陶工に耽り、その句に百ばかり急須造りて年の暮 ともあるが如く、今も蓮月焼と称する一種の古朴なる陶型は存せり。
— 牧野信一 『極夜の記』 青空文庫
「嵯峨の秋」という脚本のなかで、蓮月尼には、こう言わせている。
— 長谷川時雨 『九条武子』 青空文庫
かりそめの雲がくれとも知らざれば隠れし月の惜まるるかなおなじ寺の茶所に世を避けて住みし大田垣蓮月尼は、念仏風雅の友として昔より魂合へるなからひなりしが、明治八年十一月ばかりに八十六歳にて身まかりにけり。
— 與謝野禮嚴 『禮嚴法師歌集』 青空文庫
蓮月尼の歌などは、作る時には恐らくうちしめりの歌のあることも忘れてゐながら、どこかに記憶が殘つてゐて、その調子、その氣分が、現れて來たものでありませう。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
ふと蓮月尼の「おり立ちて若葉あらへば加茂川の岸のやなぎに鶯のなく」の情景を頭の中で描きながら、三十年前に会った京の松園女史の面影を眼に浮べている。
— 金子薫園 『松園女史の思い出』 青空文庫
一椀のうす茶の上に風わたり言葉すくなに対う半日 私はこの時いい気持になって、蓮月尼の事を話しかけた。
— 金子薫園 『松園女史の思い出』 青空文庫
作例 · 標準
蓮月尼は、幕末から明治にかけて活躍した歌人であり、陶芸家でもあった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼女の作った「蓮月焼」と呼ばれる焼き物は、素朴な味わいがあり、今も多くのコレクターに愛されている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
京都の古美術店で、蓮月尼の自作の和歌が書かれた短冊を見つけた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro