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金海鼠

きんこ
名詞
1
標準
文例 · 用例
てっとり早く仕事をかたづけて、けえりにゃ官費の日光参りなんて寸法はどうですかね」 不意に切りもち包みが四つふところに飛び込んでまいりましたものでしたから、すっかりもう有頂天、出るからほんとうに日光参りにでも行くようなはしゃぎ方でいましたが、右門はしかしちょっとばかり不思議だったのです。
血染めの手形 右門捕物帖 青空文庫
衆に先んじて郷校の子弟を説き、先輩稲右衛門を説き、日光参拝と唱えて最初から下野国大平山にこもったのも小四郎であった。
第一部下 夜明け前 青空文庫
正面には緑葉の地に「聖壽萬歳」と白く菊花にてぬきたる大額をかゝげ、天井には隙間もなく列国旗を掛けて、五色のアーク灯の光もあやに、床は鏡の如く磨きたればきら/\しく照り渡りて、燕尾服、桃紅色服、水色服、扇影、簪光参差として床の上に落ち散りたり。
徳富盧花 燕尾服着初の記 青空文庫
一度、日光参詣をついでに、一緒に見舞に行かないか」「ぜひお供を致しましょう」「ところで、今日ワザワザやって来たのはほかではない、君にちょっと金儲けの口を授けようとして来たのだ。
無明の巻 大菩薩峠 青空文庫
それではかりに、私は年下ながら兄になろう」「ともかくも、一月後の五月七日には、将軍家光日光参拝にでかけるはず、その道すじこそは」「いかにも」 ふたりはいわず語らずのうちに、家光を討ちとる計画をのみこむのでした。
野村胡堂 幻術天魔太郎 青空文庫