某駅
ぼうえき
名詞
標準
文例 · 用例
精々、今日捕まった案内人が会長で、それから某駅に、支部長が一人いるだけなんだ。
— 大阪圭吉 『三の字旅行会』 青空文庫
この支部長の出張する某駅というのを、実は僕は、もう暫く前から調べていたんだ。
— 大阪圭吉 『三の字旅行会』 青空文庫
帆村荘六と春部カズ子の二人連が、栃木県某駅に降りて、今しも駅前から発車しようとしているバスに乗り移った。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫
某駅から巴里の良人と莫斯科の石田氏とへ電報を出した。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
遠く東海道の某駅から、はるばる上京、Y氏の坐る社長の席へドッカとおさまり、社員一同を起立させて訓辞を与える。
— 熱海復興 『安吾巷談』 青空文庫
美しいとお思いになるかも知れません」 五 数日後、二人は中央線の某駅で降りた。
— 坂口安吾 『街はふるさと』 青空文庫
ところで、鶴家あんぽんは、これは、ぽんたんのような役者出身でなく、前身は全く舞台に関係のない、九州の某駅の助役であった。
— 高見順 『如何なる星の下に』 青空文庫