斎戒沐浴
さいかいもくよく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
purification
文例 · 用例
(私は斎戒沐浴しなければならない。
— 小林秀雄に 『小詩論』 青空文庫
少し離れて建っている斎戒沐浴のため使ったという浴堂のまわりに木の葉が佗しく掃き積っていた。
— 岡本かの子 『褐色の求道』 青空文庫
これは文学の神様のものだから襟を正して読め、これは文学の神様を祀っている神主の斎戒沐浴小説だからせめてその真面目さを買って読め、と言われても、私は困るのである。
— 織田作之助 『可能性の文学』 青空文庫
翁は市内|櫛田神社(素戔男尊、奇稲田姫を祭る)、光雲神社(藩祖両公を祀る)、その他の神事能を、衷心から吾事として主宰し、囃子方、狂言方、その他の稽古に到るまで一切を指導準備し、病を押し、老衰を意とせず斎戒沐浴し、衣服を改めて、真に武士の戦場に出づる意気組を以て当日に臨んだ。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
理想主義者の矜持と滑稽をテーマに、サン・マイクロシステムズ社というワークステーションの会社を取り上げようと斎戒沐浴して想を練っていたところが、国際政治学者を名乗る舛添要一という勇ましい男が「日本は軍を持たない二流国でいいのか」などとテレビであおるのを見ているうちに、すっかり頭に血が上った。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
普通、庶人の注文とは異なって、宮中の御用のことで、わけて御化粧の間の御用具の中でも御鏡は尊いもの、畏きあたりの御目にも留まることで、仕事の難易はとにかく事疎かに取り掛かるものでないから、斎戒沐浴をするというほどではなくとも身と心とを清浄にして早春の気持よい吉日を選んでその日から彫り初めました。
— 皇居御造営の事、鏡縁、欄間を彫ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
斎戒沐浴して髪に香を焚きこめる、――刺客の手にかかることがあろうとも、見苦しい首級を曝したくないとの床しい御覚悟からなのだ。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
おれも、斎戒沐浴でもやるか」 カウンターのなかでは、三人の下級生が動きまわっている。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
作例 · 標準
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