蝶形
ちょうがた異読 ちょうけい
名詞名詞-の形容詞
標準
papilionaceous
文例 · 用例
さまざまな化粧品や、真珠のはまった金の耳輪や、蝶形のピンや、絹の靴下や、エナメル塗った踵の高い靴や、――そういう嵩ばらずに金目になる品々が、哈爾賓から河航汽船に積まれて、松花江を下り、ラホスースから、今度は黒竜江を遡って黒河へ運ばれてきた。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
Fifi has no biscuit. 地上唯一の運命のALHAMBRA、このモンテ――一ぱんには洒落てカアロを略して――の賭博殿堂へ、私――GEO・タニイ――と、彼の蝶形|襟飾と白|襯衣の胸板とが、いま排他的に社交界めかして舞台しているのである。
— Mrs. 7 and Mr. 23 『踊る地平線』 青空文庫
そして元捻には蝶形の一方に糸を結び付け、片方の端を、鳩時計の小さい扉の中にある、螺旋に結び付けました。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
すると、時刻が来て、鳩の出る扉が開くと、糸が押されてピインと張るので、蝶形を引いて瓦斯の栓を開きます。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
また、一方の糸は手許に引いた機みに蝶形から抜けて、その後一時間の間に、鳩時計の螺旋の中に納められてしまったのですよ」「では、やはり河竹が犯人だったのか。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
」 河岸の柳の細い枝に、むすびつけてある蝶形の藁、符牒を目っけて新助が叫んだ。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
真黒な口髭に櫛を入れてぴんと癖をつけ、香水を胸に振りかけ、ネクタイを蝶形に結び、手袋をはめ、シルク・ハットをかぶり、さてそれから家庭教師に出掛けて行った。
— АННА НА ШЕЕ 『頸の上のアンナ』 青空文庫
黒い蝶形ネクタイの位置を直し乍らそばやの店から出て来た。
— 戸田豊子 『鋳物工場』 青空文庫
作例 · 標準
マメ科植物の花は、独特の**蝶形**をしており、その形が蝶に似ていることから名付けられた。
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この工芸品は、**蝶形**の繊細なデザインが施されており、非常に優美だ。
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建築物に使われている装飾は、**蝶形**を模した優美な曲線を描いている。
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