羽裏
はうら
名詞
標準
underside of a bird's wing
文例 · 用例
」 と籠を開ける、と飜然と來た、が、此は純白雪の如きが、嬉しさに、颯と揚羽の、羽裏の色は淡く黄に、嘴は珊瑚の薄紅。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
やや時経れば、ほのぼのとして薄明る山際のいろ、黎明の薄樺いろに焼け明るその静けさに、日出づる前か、明鴉かをかをと二羽連れだちて羽風切る、その羽裏いよよ染みたり。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
耿として羽裏を光らせて行くその無数の点々。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
やや時経れば、ほのぼのとして薄明る山際の色、黎明の薄樺いろに焼け明るその静けさに、日出づる前か、明鴉かをかをと二羽連れだちて羽風切る、その羽裏いよよ染みたり。
— ――長歌体詩篇二十一―― 『観想の時』 青空文庫
」 と籠を開ける、と飜然と来た、が、此は純白|雪の如きが、嬉しさに、颯と揚羽の、羽裏の色は淡く黄に、嘴は珊瑚の薄紅。
— 泉鏡花 『印度更紗』 青空文庫
さうしてついとその窓を掠めて行く何鳥かの羽裏がちらりと光る。
— 水野仙子 『嘘をつく日』 青空文庫
山鴫は枝垂れた木々の間に、薄白い羽裏を閃かせながら、すぐに宵暗へ消えようとする、――トウルゲネフはその瞬間、銃を肩に当てるが早いか、器用にぐいと引き金を引いた。
— 芥川龍之介 『山鴫』 青空文庫
胸の赤いアメリカ駒鳥は群をなすことはないようであるが、いつでも二、三羽裏庭の芝生にやってきている。
— 中谷宇吉郎 『ウィネッカの秋』 青空文庫
作例 · 標準
空高く飛び立った白鷺が大きな羽を広げると、真っ白な羽裏が西日に照らされて神々しく輝いた。
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怪我をした渡り鳥を保護して診察したところ、羽裏の付け根付近に散弾銃によるものと思われる傷跡が見つかった。
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カモメの群れが頭上を旋回するたび、灰色の背中と対照的な明るい色の羽裏が交互に見えて美しい。
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標準
lining of a haori
作例 · 標準
一見すると地味な紺色の羽織だが、脱いだ時にちらりと見える羽裏に鮮やかな浮世絵が描かれているのが粋だ。
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祖父が大切にしていた羽織は、シルクの羽裏に精巧な風景画が手描きされており、芸術品のような価値がある。
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羽裏に派手な柄を使い、見えない部分にこだわるのは、江戸時代の贅沢禁止令から生まれた庶民の知恵だった。
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