手延べ
てのべ
名詞名詞-の形容詞
標準
hand-pulling (noodles)
文例 · 用例
その家は何ういふ商売なのか新吉は気づかなかつたが、格子のはまつた店の中には別段何んな品物も並んでゐないのに、幾人もの威勢の好い店員が縦横に動き回り、電話が三つも四つもならんでゐてのべつにベルが嶋つてゐた。
— 牧野信一 『淡雪』 青空文庫
それにひきくらべて、と、日本の女のひと、特にジェニファーに近い年ばえの女のひとが、この映画の祖母のわかりよさを愛すとすれば、そのことのなかに、一言にしてのべつくされない今日の女の生活にたたまれている感情のかげがあるわけである。
— 宮本百合子 『雨の昼』 青空文庫
こういう階級性は決して作品の具体的な世界から遊離した観念としてのべられているのではなく、作品の血肉として消化され、芸術として形づくられています。
— 宮本百合子 『文学について』 青空文庫
「歯車の空転」の中に、「現代の社会人としての生活意識を確立して創作に立ちもどるべきだとするオオソドックスな考えかた」として、わたしが、社会主義リアリズムの創作方法にふれてのべた考えがとりあげられている。
— ――いかに生きるかの問題―― 『人間性・政治・文学(1)』 青空文庫
割りあてられた話を終っていたわたしは発言を求めて「小さいものの意味」についてのべた。
— ――大統領選挙の感想―― 『現代史の蝶つがい』 青空文庫
たゞこゝに連用名詞法の語が他の接尾語とむすびつく事についてのべて見たい。
— 折口信夫 『用言の発展』 青空文庫
色魔らしい美しい多四郎の顔は、酒と火気とで紅色を呈し、馬鹿に機嫌がよいと見えてのべつ幕なしに喋舌っている。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
いずれ、サケの先生がたは、水面からピョンピョンはねあがっているのでしょう」 船長はいささかとくいげに、メリー号がそなえているすぐれた「人造眼」についてのべたてた。
— 海野十三 『海底大陸』 青空文庫
作例 · 標準
この素麺は手延べなので、喉越しが良い。
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手延べうどんの作り方を習いに行った。
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職人が手延べで丁寧に作った麺は格別だ。
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