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狸囃子

たぬきばやし
名詞
1
標準
tanuki drumming on their stomachs
文例 · 用例
狸囃子と云うんだよ、昔から本所の名物さ。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
なにしろ舞台がこんな所で、ふくろの鳴き声や狸囃子の鳴物じゃあ、しんみりしたお芝居にゃあなりませんけれど、漫才の掛合だと思えばいいでしょう。
岡本綺堂 青空文庫
夜中に聞いて、狸囃子と言うのも至極でございます。
泉鏡花 春昼 青空文庫
本所の狸囃子と、遠き縁者と聞く。
泉鏡花 寸情風土記 青空文庫
書生達の唄は響いて一種の狸囃子であった。
宮本百合子 黒い驢馬と白い山羊 青空文庫
福村は気をつけていたけれども、その晩は狸の足音は聞えない代りに、遠からぬところで狸囃子の音が起るのを聞きました。
禹門三級の巻 大菩薩峠 青空文庫
裏庭をへだてた離れ座敷では、今宵も酒宴があると見えて、楽器の音色や笑い声や女達の囃す仇めいた声が、狸囃子のそれのように怪しくも凄じく聞こえて来た。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
雨で湿けた、生乾きに似た壁の匂いがムッと鼻を衝いて、また小銃が、砲声が、ワッワッワーッというような何とも分らない大ぜり合いのような声々が、近まってきてはまた遠のいていった、狸囃子のそれのように。
正岡容 小説 圓朝 青空文庫
作例 · 標準
真夜中の森から聞こえてくる不思議な音は、きっと狸囃子に違いない。
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「ほら、耳を澄ませて。遠くから狸囃子の太鼓の音が聞こえるよ」
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村の伝説では、満月の夜に狸囃子が聞こえると翌日は雨になるという。
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ウィキペディア

狸囃子(たぬきばやし)は、日本全国に伝わる音の怪異。深夜になるとどこからともなく、笛や太鼓などの囃子の音が聞こえてくるというもの。

出典: 狸囃子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0