開口一番
かいこういちばん
副詞頻度ランク #31580 · 青空 0 例
標準
at the very beginning of one's speech
文例 · 用例
彼は、この洋畫家と對座して、開口一番、彼の小説のことを話して聞かせた。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
彼は、この洋画家と対座して、開口一番、彼の小説のことを話して聞かせた。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
』と彼は開口一番に言った。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
人と逢つても体を崩さないといふところがある、福田平八郎は京都住ひではあるが、その点全く江戸人のやうな鉄火肌のところがあり、開放的でザックバランだ、おしやべりかといへば、どつちかといふと無口の方だが、開口一番するや思つたことをズバズバ言つてのけるといふ性格で彼の描く絵のやうに明確なものがある。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
その頃であった、或る若い文人が椿岳を訪ねると、椿岳は開口一番「能く来なましたネエ」と。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
これは警視庁からの命令でございます」 警部が開口一番、いきなり厳然たる申渡しをいたしましたので、一座は不安とも不快ともつかぬ気分に蔽われてしまいました。
— 海野十三 『赤耀館事件の真相』 青空文庫
果して和尚は、開口一番、放屁の誘惑に狼狽した。
— 坂口安吾 『閑山』 青空文庫
往年、私の愛読した『檜山実記――相馬大作』など「百猫伝」で知られた桃川|如燕の速記だったとおぼえているが、開口一番、如燕自ら今日の講釈師の不勉強不熱心をさんざんにこき下ろして、さて本題に入っている。
— 「怪談牡丹燈籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について 『我が圓朝研究』 青空文庫