友船
ともぶね
名詞
標準
consort ship
文例 · 用例
偵察すればロシヤ、グロンボイ、リュウリックの三巡洋艦にして此の時既に我が友船泉丸は撃破せられ左渡又同じ運命に陥入らんとしつつあり」 突然に機関銃の音、 一同はッとなる。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
三 前途七|里焼山の茶店に着いて、少時するまで、この友船は境を隔てたやうに別れたのである。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
港を出る時には一かたまりになっていた友船も、今は木の葉のように小さく互い互いからかけ隔たって、心細い弱々しそうな姿を、涯もなく露領に続く海原のここかしこに漂わせている。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
「おも舵っ」「右にかわすだってえば」「右だ‥‥右だぞっ」「帆綱をしめろやっ」「友船は見えねえかよう、いたらくっつけやーい」 どう吹こうとためらっていたような疾風がやがてしっかり方向を定めると、これまでただあてもなく立ち騒いでいたらしく見える三角波は、だんだんと丘陵のような紆濤に変わって行った。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
君たちがほんとうに一|艘の友船と出くわしたまでには、どれほどの時間がたっていたろう。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
(三)福建着港 大使の一行は他の友船と離れて、海上に在ること卅四日にして、八月十日に、唐の福州長溪縣赤岸鎭の海口に到着した。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
」「申すまでもございませぬ」「準備に半年はかかろうぞ」「心得ましてございます」「鉄砲、大砲も用意せねばならぬ」「それも心得ておりまする」「四方に散々に散っている友船を悉く集めねばならぬ」「すぐに早船を遣わしましょう」「よし」 と紋太夫は拳を固め黒檀の卓をトンと打った。
— 国枝史郎 『加利福尼亜の宝島』 青空文庫
その意味においてこの書は、その青春の危険多き航路を終わりたる水夫が、後れて来たる友船へ示す合図である。
— 倉田百三 『愛と認識との出発』 青空文庫
作例 · 標準
荒波の中で、友船の灯りが見えたときは心底安心した。
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漁場へと向かう二隻の友船は、付かず離れずの距離を保って進む。
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連絡が途絶えた友船を探すため、すぐさま救助艇を派遣した。
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標準
joint boarding
作例 · 標準
狭い渡し舟に、見知らぬ旅人と友船することになった。
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祭りの夜、若者たちは友船に乗って川面から花火を眺めた。
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渡し守は、友船の客が全員揃うのを静かに待っている。
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