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物分り

ものわかり
名詞
1
標準
understanding (of people's circumstances and feelings)
文例 · 用例
「そんなになんでも延長したり質の問題にして考へたりしてたら御飯も食ふ時間がなくなりますよ」「さうかしら……」「女としては物分りの好い方だし、昨日の昼迄ならさうだわねと位に言つて呉れたんだらうにな……」と彼はさう思つた。
中原中也 分らないもの 青空文庫
浅野弾正大弼長政は中々硬直で、場合によれば太閤殿下をも、狐に憑かれておわすなぞと罵ることもある程だが、平日は穏便なることが好きな、物分りの宜い人であるから、氏郷贔負では有るが政宗にも同情を吝む人では無い。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
成程と、至極物分りのいい邯鄲の都人士は直ぐに合點した。
中島敦 名人傳 青空文庫
なるほどと、至極物分りのいい邯鄲の都人士はすぐに合点した。
中島敦 名人伝 青空文庫
検査場を出ると、私は半日振りの煙草を吸いながら、案外物分りのいい徴兵官だなと思った。
織田作之助 青空文庫
その後私は何人かの軍人に会うたが、この徴兵官のような物分りのいい軍人には一人も出会わなかった。
織田作之助 青空文庫
むしろ私の会うた軍人は一人の例外もないと言っていいくらい物分りが悪く、時としてその物分りの悪さは私を憤死せしめる程であった。
織田作之助 青空文庫
温良で、物分りがよくって、品行方正で……自分の肉親の兄をほめるのはおかしいけれど……」と、路子はしばらくは顧みて、他をいう形だった。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
作例 · 標準
彼女の物分りが良いおかげで、計画変更もスムーズに受け入れられた。
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彼は年長者だけあって、人生経験からくる物分りの深さがある。
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新しい上司は非常に物分りが良く、部下の意見をよく聞いてくれる。
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