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渡日

とにち
名詞動詞-サ変
1
標準
coming to Japan (of a non-Japanese person)
文例 · 用例
『私が此港へ貿易商會を設立た翌々年の夏、鳥渡日本へ皈りました。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
事あれば、信徒の代表者が渡日して大孫の指令をうくる習慣なりき。
坂口安吾 復員殺人事件 青空文庫
鑑真和上の叙述は案外簡単で、盲目のまま渡海の大難事を決行した心事などちっとも分らず、後日のカトリック僧徒の渡日同様、私などの窺い知らない神奥な宗教信念を感得しているとも思われない。
正宗白鳥 冬の法隆寺詣で 青空文庫
「結局のところ、なにもしてはならぬということなんだろう」 後任代表の渡日は、イランまで飛行機で飛び、シベリヤ、満州を経由するということで、渋々、当局も認めたが、そのごたごたで、代表がいっしょに持ってくるはずだった、クリスマス用の救恤品が先に着いた。
久生十蘭 ノア 青空文庫
余兼而三航蝦夷日誌にしるし、佐渡日誌にも其考證をしるし置ば今此處に贅せざれども、此類を産するの地金銅、銀銅、鉛等の氣定めて多し。
松浦武四郎 他計甚※(竹島)雜誌 青空文庫
(中略)ブラックは幕末、ジャーナリストたりしその父君に連れられて渡日、父と共に「日新真事誌」なる新聞事業に挺身したが、明治初年、自由民権の演説流行に刺戟され、先ず演説より講談席へ、次いで三遊派一方の重鎮たり得て、大正|癸亥の大震前後、没した。
江戸川乱歩 探偵小説の「謎」 青空文庫
もともと下品なことにちがいない。
太宰治 音に就いて 青空文庫
どうして俺が毎晩家へ帰つて来る道で、俺の部屋の数ある道具のうちの、選りに選つてちつぽけな薄つぺらいもの、安全|剃刀の刃なんぞが、千里眼のやうに思ひ浮んで来るのか――お前はそれがわからないと云つたが――そして俺にもやはりそれがわからないのだが――それもこれもやつぱり同じやうなことにちがひない。
梶井基次郎 桜の樹の下には 青空文庫
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