事を荒立てる
ことをあらだてる
表現動詞-一段
標準
to make trouble
文例 · 用例
神まいりの途中で、事を荒立てるのはよくない。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
新子は、もうどうにも出来ない羽目に、追い込まれたので、身を棄てて、夫人の罵倒に甘んじようとした矢先、思いがけない美和子の颯爽たる助太刀を、頼もしくは思いながら、これ以上事を荒立てると、どんなことになるかもしれないので、「美和ちゃん!
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
ならば今ここで事を荒立てるか、それとも中の客間で話し合うか?
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
事を荒立てることは、やさしいあなたに対して、私は忍びません。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
ただ彼は、今さらそれを云い出して事を荒立てる気持ちがなかっただけで、他から云われずとも、自分の方は自分で互に邪魔ものとなる事がらを秘かに処理してみてこそ、それが二人の場合に限った一番自然な愛情のように思われた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
何もかも申上げましょう」 何もかも申上げましょうと云った浅田の言葉に根岸刑事は心中大いに喜んだが、素知らぬ顔をしながら、「そう素直に出れば何も事を荒立てる事はない。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
事を荒立てる代りに、一層深山の弱点を抑えて、徹底的にこれを牛耳ってしまう考えだった。
— 海野十三 『赤外線男』 青空文庫
警察の手で取り返すような事になれば、そこに自然罪人も出ようというもの、事を荒立てるのを好まない東山さんとしてはそれは死ぬよりも辛いから、そこをよく理解して頂きたいと申されるんですよ」 彼は、云いようのない悲痛な面持ちをして、じいと腕を組んで考え込んでいる。
— 大倉※子 『和製椿姫』 青空文庫
作例 · 標準
些細なことで事を荒立てるのは、得策ではない。
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彼はいつもすぐに事を荒立てて、周囲に迷惑をかける。
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この問題は穏便に済ませたいので、くれぐれも事を荒立てないでほしい。
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