からに
からに
表現
標準
expresses displeasure or disapproval
文例 · 用例
これは一見逃避のやうに見えるかも知れないが、人間自分が自分を生んだのでないからには、自力をだけ恃むのではどうしても根無草だと思ふのだ。
— 中原中也 『詩壇への願ひ』 青空文庫
文学といふものが、凡そ文字を知つてゐれば、誰にも読むことが出来るといふことからして、余りに文士志望者が容易に生じるといつた現状だが、文学を仕事とするからには、※ルレーヌの言葉を以てすれば、「自分の通り道にあつたものだけを読むだけ」の努力では何にもならぬ。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
勿論暗くなつたればとて、他人様にまで八ッ当りを始められる程の自分なら何を書かう程のことでもないけれど、暗くなると却て明るい真似をしてみたり急に他人本位になつたりしなければならない上に、それでゐて結局人からもさういふ時はやつぱり此奴暗いと見て取られてしまふからには、なんとも馬鹿化た話なんだ。
— 中原中也 『私の事』 青空文庫
つまり、絵といふからには絵具や画布、大工といふには槌や鉋、まづその道具ですることが面白いのでない限りそのこととはならないのである。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
御尤もだが、さう云ふからには、諸君は短歌、俳句、詩、といふ三つのものを随分同一性質なものだと思ひ過ぎてゐるのだ。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
又それがために、彼の上唇の辺は見るからに不平の多い人間である。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
「その候補者の方が、本校の出身であるからには、生徒の激励にもなることゝ思ふので……」と云つて許してしまつた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
で、芸術といふものは自体放散的過程を好むものであるからには、実生活人の側は集積的である方が好都合なのである。
— 中原中也 『アンドレ・ジイド管見』 青空文庫
作例 · 標準
「何をしているんだ、早くからにしないか!」と彼は怒鳴った。
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そんな無責任な態度では、周囲の信頼を失うばかりからに。
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また同じ失敗を繰り返すとは、全く進歩がないからに。
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ったく、こんな日に限って傘を忘れるからに!
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標準
just from (doing)
作例 · 標準
彼女は一目見たからに、その絵の価値を見抜いた。
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あの店のラーメンは、匂いを嗅いだからに食欲をそそられる。
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彼は少し話したからに、相手の性格を言い当てた。
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ちょっと触ったからに、それが偽物だと分かった。
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