役所
やくどころ
名詞頻度ランク #4909 · 青空 2343 例
標準
assigned role
文例 · 用例
泥濘のひどい道に古靴を引きずって役所から帰ると、濡れた服もシャツも脱ぎ捨てて汗をふき、四畳半の中敷に腰をかけて、森の葉末、庭の苔の底までもとしみ入る雨の音を聞くのが先ず嬉しい。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
本郷区役所がコンクリートの豆腐に変った。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫
四、五日前役所で忘年会の廻状がまわった。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
自分は試験の準備でだいぶ役所も休んだために、賞与は受けなかったが、廻状の但し書が妙に可笑しかったからつい出掛ける気になって出席した。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
いつもは毎日一日役所の殺風景な薄暗い部屋にのみ籠っているし、日曜と云っても余計な調べ物や内職の飜訳などに追われて、こんな事を考えた事も少ないが、病んで寝てみると、急に戸外のうららかな光が恋しくて胸をくすぐられるようである。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
やがて歯をみがいて、御飯を食べて洋服を着ると、子供は学校に、お父さんはお役所へ行くのでありました。
— 中原中也 『家族』 青空文庫
さてその学校が何処にあるやら、そのお役所が何処にあるやら、それは雲の中のことで分りません。
— 中原中也 『家族』 青空文庫
新築の市役所の前に青年団と見える一隊が整列して、誰かが訓示でもしているらしかったが、やがて一同わあっと歓声を揚げてトラックに乗込み風のごとくどこかへ行ってしまった。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
標準
suitable role