番木
つがいぎ
名詞
標準
文例 · 用例
その御褒美に、犬はお角の手から番木鼈を貰いました。
— 蟹のお角 『半七捕物帳』 青空文庫
『もうかうなれば仕方がないぢやありませんか、僕は木山にすまないし、もうあなたと結婚する方が一番木山にすまなくなるのだし。
— 横光利一 『悲しみの代價』 青空文庫
今朝からこれでえらい騒ぎになっているんです」「なんで殺した」「酒に番木鼈という毒を入れて飲ませたんです」「こりゃア、おどろいた」 顎十郎は、とど助と眼を見あわせ、「とど助さん、世の中にはいろいろなことがありますな。
— かごやの客 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
あんまり度々のことでそのままに放って置きましたが、ツイ一と月ばかり前、その犬も番木敞か何んかを食わされて、殺されてしまいました。
— 恋患い 『銭形平次捕物控』 青空文庫
あんまり度々のことで、そのまゝに放つて置きましたが、ツイ一と月ばかり前、その犬も番木鼈か何んかを食はされて、殺されてしまひました。
— 戀患ひ 『錢形平次捕物控』 青空文庫
昨夜来、二番木戸の士、野村勝次郎がどこにも姿を見せぬというのである。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫