獐
のろ異読 ノロ
名詞頻度ランク #39805 · 青空 0 例
標準
roe deer (Capreolus capreolus)
文例 · 用例
罵るなら、ちゃんと罵るがいい」「からかってやしないよ」しずかにそう応えて、胸のポケットからむらさき色のハンケチをとり出し、頸のまわりの汗をのろのろ拭きはじめた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
東京の市電よりのろいくらいの速度で蛇のようにうねった線路を汽笛の代りにチャン/\/\と絶えずベルを鳴らして進むのである。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
科学というものを知らずに毛ぎらいする人はそういう日をのろうかもしれない。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
例えばまた「のろい週期」などという言葉も平気で使うが「長い週期」というよりも日常会話にはこの方が実感があるから自然にそんな用例が出来るのであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
「のろい振動の長い週期」を略して「帝展」「震研」流に云ったものと思えば不思議はないのである。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
そしてもう一尺で地面にその弱い足がつくというとき、よだかは俄かにのろしのようにそらへとびあがりました。
— 宮沢賢治 『よだかの星』 青空文庫
きっとどこからかのろしがあがるためでせう。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
のろい人間もたまに得をすることがあるのである。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
作例 · 標準
森の奥深くで、子連れの獐が静かに草を食んでいた。
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夜明け前、車のライトに照らされた獐が道を横切った。
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ヨーロッパの山間部では、獐の姿をよく見かけることができる。
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