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海権

かいけん
名詞
1
標準
文例 · 用例
今|若し優秀強大な艦隊が朝鮮海峡に制海権を握るならば、遠征の日本軍は後方との連絡を絶たれ、大敗したかも知れない。
菊池寛 碧蹄館の戦 青空文庫
強大な実力を有する国家がヨーロッパにしかない時代に、英国は制海権を確保してヨーロッパから植民地に行く道を独占し、更にヨーロッパの強国同士を絶えず喧嘩させて、自分の安全性を高めて世界を支配していたのです。
石原莞爾 最終戦争論 青空文庫
殊にドイツが大海軍の建設をはじめただけでなく、三B政策によって陸路ベルリンからバグダッド、エジプトの方に進んで行こうとするに至って、英国は制海権のみによってはドイツを屈伏させることが怪しくなって来たのです。
石原莞爾 最終戦争論 青空文庫
日露戦争はモルトケの戦略思想に従い「主作戦を満州に導き、敵の主力を求めて遠くこれを北方に撃攘し、艦隊は進んで敵の太平洋艦隊を撃破し以て極東の制海権を獲得する……」という作戦方針の下に行なわれたのである。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
ドイツが英国に対し殲滅戦略、即ち上陸作戦を強行するためには英仏海峡の制海権が絶対に必要である。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
また制海権を得たとしても上陸作戦の困難は極めて大きい。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
海権のため海軍力の劣勢なドイツは主として空軍に頼らねばならぬ。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
今後果してドイツがこの海峡の制海権を獲得し得るや否やが決戦戦争の能否の第一分岐点である。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫