間切り
まぎり
名詞
標準
sailing windward
文例 · 用例
僕の家は二階は一間切り、それも画室になっているし、階下は家のもので占領されていますし、とうてい書生を収容する空間は一つもないのです。
— 小出楢重 『楢重雑筆』 青空文庫
沖の大船は上手に間切りながら、督乗丸のまわりを三度ばかり廻り、五町ほどの沖で帆をおろして船をとめた。
— 久生十蘭 『重吉漂流紀聞』 青空文庫
サンチャゴが勢よく走りだすと、向うの黒船もにわかに船足を早め、海の上を電光形に間切りながら、サンチャゴのほうへ突っかけてくる。
— 久生十蘭 『呂宋の壺』 青空文庫
「小早船じゃ、かなわねえ」 庄兵衛は音をあげたが、どうでも逃げ切るつもりらしく、うるさく帆形を変えて間切りだした。
— 久生十蘭 『呂宋の壺』 青空文庫
また、各間切り(村のこと)にヌンドンチと名づくるものがある。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
離屋と申しても物置きのちよいと手を入れた部屋で、四疊半一と間切り、私と春吉は物の間に挾まるやうに、頭と頭を突き合せて寢て居ります」「それは窮屈なことだな」 これでは夜半に脱け出して、娘を殺すわけには行きません。
— 飛ぶ若衆 『錢形平次捕物控』 青空文庫
ある日、一台の車がM伯爵の門長屋へ這入って来て、三畳と四畳半二間切りの狭苦しい父親の住居の前に梶棒を卸した。
— 江戸川乱歩 『夢遊病者の死』 青空文庫
真黒にすすけた段梯子を上ると、二階は六畳と四畳半の二間切りで、その六畳の方が雪子の居間と見え、女らしく綺麗に飾ってある。
— 江戸川乱歩 『鬼』 青空文庫
作例 · 標準
強風の中、ヨットは間切りをしながらゆっくりと進み、なんとか目的地にたどり着いた。
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熟練した船乗りは、風向きを読んで見事な間切りを見せ、観客を魅了した。
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この海域では、常に逆風が強いため、間切りをすることが航海の基本となる技術だ。
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標準
land division in the Ryukyu Kingdom equivalent to modern prefectures (but the size of cities or towns)
作例 · 標準
琉球王国時代、首里城を中心にいくつかの間切りに分けられており、それぞれが独自の文化を持っていた。
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歴史の授業で、間切りの制度がどのようにして地域の統治に役立っていたかを学んだ。
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沖縄の伝統文化には、間切りごとの地域性が色濃く反映されているものが多い。
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