アブサン
アブサン
名詞
標準
absinthe
文例 · 用例
紫色の影をつくる腋の下に魅力を感じて立あがると、藍色のアブサン酒を彼女のグラスに注いだ。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
私は強烈なアブサン酒をあおると、彼女に言った。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
」「……あたし……今ね……叔父さんに上げたお薬の残りをアブサントに溶いといたのを……みんな飲んでしまったの」「馬鹿……」「……妾……今から帰って、お医者様にスッカリ白状するわ。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
飲み残した一杯のアブサン。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
絵の話が出ると、自分の眼前に、その飲み残した一杯のアブサンがちらついて来て、ああ、あの絵をこのひとに見せてやりたい、そうして、自分の画才を信じさせたい、という焦燥にもだえるのでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
――こういう家にはアブサンを内緒に持っているという話よ。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
それは甘味のあるちょっとアブサンのような味のするものであった。
— 田中貢太郎 『蟇の血』 青空文庫
義雄は東京から佛欄西の最も強い酒なるアブサントを仕込んで來て、そればかりをちびり/\やつてゐたのだが、ゆうべはどうした拍子か興に乘り、非常に飮み過ごした。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
作例 · 標準
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