弐拾
にじゅう
名詞
標準
文例 · 用例
行かなきやならんのではあるけれど、と云つて取り敢ず、俺には大変な犠牲である弐拾円を今朝出したんだ。
— 平出修 『公判』 青空文庫
※間の即製のビラを見上ると、黄ストロン 一本参拾銭赤キング 一本参拾銭水雷サイダア 一本弐拾五銭と拙い字で、しかも赤インキで丸々をつけたのが、「なるほど此処は樺太だわい。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
――一 金三銭 入浴料一回分 一、四銭 撫子小包一 金五銭 焼酎五勺 一、五銭 醤油二合 (此誤記は不用意の皮肉だ) 一、三銭 端書弐枚 〆金弐拾銭也 差引残金なしこの報告書の具体的記述はかうである。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
木屋瀬行乞米弐合に銭弐拾銭 行橋行乞米四合に銭四十七銭 六月九日朝のうち行橋行乞、行乞相は当然よくなかつた。
— 北九州行乞 『行乞記』 青空文庫
午後また街へ、焼酎二合弐拾四銭、大根一本五銭、落ちついて晩酌、そして読書。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
与次郎の失くした金は、額で弐拾円、但し人のものである。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
いくら君だつて借りに行けるだらう」「行ける」 是で漸く弐拾円の埒が明いた。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
無ければ僕が出して置くから」 三四郎は忽ちさきの弐拾円の件を思ひ出した。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫